FL CW シリーズ|PMファイバレーザ+波長変換器

FL-CW series画像

製品概要

FBGタイプのCWファイバーレーザを基本波光源としたシングルパス構成による波長変換レーザです。波長変換過程がシングルパスで共振器を構成していないため、環境が変動に対して安定です。変換しなかった残留基本光は波長変換器(コンバーター)の外に排出されるため、コンバーターに大きな熱源がなく、計測装置などへ搭載する際、熱による擾乱や冷却ファン等による振動の影響を受けません。
また、シングルパス構成において変換されなかった残留光を取り出すことにより、1つのコンバーターヘッドから、2波長/3波長出力する構成も可能です。

 

特長

コンパクトヘッド
 基本光は偏波保持ファイバーによって伝送されるため、コンバーターヘッドは比較的コンパクトです。

ヒートシンクなし
 残留基本光はマルチモードファイバに結合され、コンバーターヘッドの外で排出されます。
   コンバーターには熱源がなく、冷却なしでお客様のシステムに簡単に組み込むことが可能です。

高信頼性
 FBGタイプのファイバーレーザのため、高安定でメンテナンスフリーです。非線形デバイスと光学設計の最適化により、コンパクトで信頼性の高いソリューションを実現します。

波長のカスタマイズが可能
 ファイバーレーザ内のFBGとコンバーター内の波長変換デバイスのグレーティングを設計・製造することで、1050〜1090 nm の基本光範囲内で任意の波長変換光を選定することができます。

 

アプリケーション

  • 光ピンセット
  • 微粒子計測
  • バイオ分析
  • 半導体検査
  • 光学部品検査
  • フォトルミネセンス用光源

 

主な仕様(波長変換器)

モデル FL-CW-SHG FL-CW-THG FL-CW-3band
製品画像 FL-CW-SHG 532の画像 FL-CW-THG 355の画像
波長 532 nm 355 nm 355・532・1064 nm
出力 3 W 30 mW 30・400・3000 mW
出力形式 空間 空間 空間
消光比 > 100:1 > 100:1 > 100:1
ビーム品質 TEM00, M2 < 1.2 TEM00, M2 < 1.2 TEM00, M2 < 1.2
偏光 直線 直線 直線
寸法 (変換器) 200x63x44 mm 200x63x44 mm 160x100x45 mm
概要構成図
特徴、オプションなど
  • カスタム波長 (520 to 545 nm)
  • カスタム波長 (351 nm)
  • ビーム径のカスタマイズ
  • 3波長同時出力
  • コリニア出力可能

 


FBG型CW-PMファイバーレーザ

特長

  • シンプルな構成
  • PM 980ファイバによるデリバリー(TEM00, 直線偏光)
  • 比較的狭い波長線幅(<150 pm 縦モードマルチ)
  • 波長変換モジュールに適用可
  • 1050-1090 nmの間で任意の波長を使用可能(オプション)

 

用途

  • 波長変換レーザ用光源(可視、紫外、THz)
  • はんだ溶接
  • 光ピンセット
  • 分光分析

主な仕様

モデル FL-CW-FM
製品画像
波長 1064 nm
出力 5 – 20 W
線幅 < 0.15 nm
消光比 100:1
ビーム品質 TEM00, M2 < 1.2
偏光 直線
電源 ≦12V, ≦10A
冷却 Air
寸法 200x118x29 mm

*電源は別売となります。

電源付モデルのご用意もございます。お気軽にお問い合わせください。

 

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 コンバーター