パルス真空紫外レーザ (波長114nm 、光エネルギー11eV)

 

 

(予約中 2022年出荷)

 

製品概要

真空紫外レーザ光源(PEVシリーズ)は、光電子分光の励起光源に特化した真空紫外コヒレント光源です。当社の深紫外レーザ技術をベースに、真空紫外光発生装置を開発しました。
角度分解能電子分光装置(ARPES)や、TOF分析装置に搭載することで、電池材料、ナノ材料など、新しい材料開発ツールを実現できます。
また、新たなレーザー光電子分光装置実現に寄与します。

 

特長

  • コヒレント光なので、11eV光を単レンズでターゲット試料に集光できます(マイクロフォーカスオプション)。
  • 光学部を一体化することにより、現地での装置調整が不要で、装置納入後から光電子分光までのリードタイムを短縮できます。
  • 理化学用途でありながら、工業製品品質で製造された信頼性の高い光源です。

 

主な仕様

モデル PEV-H PEV-L
光エネルギー 11eV *1
エネルギー分解能 < 0.6meV
繰り返し周波数 50MHz 5MHz *2
出力パワー *3 > 5μW >3μW
パルス幅 < 30ps
特徴 ピープパワーを抑え、空間電荷効果を抑制します TOFに好適な、繰り返し周波数を設定できます *2

*1 光の波長114nmに相当
*2 0.5MHzから5MHzまで設定可能
*3 初期出力

 

アプリケーション

  • 光電子分光

ARPES:角度分解能電子分光装置の励起光源
TOF:光電子分光装置の励起光源