KTN

 

1950年代に発見され、様々な特性を有するKTN単結晶が光応用にも利用できる品質と実用的なサイズで提供できるようになりました。

高誘電率 BiTiO3と同等レベル1)
高屈折率 2.14~2.33
大きなEO効果 電界の二乗に比例するKerr効果による1)
高非線形光学係数 水晶の20~60倍(KNbO3の物性値)2)
高電気機械結合係数 LiTaO3の17倍(KNbO3の物性値)3)
広い光透過域 488~3500nmにて、内部透過率ほぼ100%

TaとNbの組成比の調整により、様々な結晶構造(Cubic、Tetragonal、Orthorhombic、Rhombohedral)の特性を引き出すことができます。

 参考) Ta組成と各結晶構造の安定温度域4)

 図1

 

 

 

 

 

 

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  • 標準形状(単位mm): 
    4.0 x 3.2 x 1.2
    5.0 x 5.0 x 1.0
    10.0 x 10.0 x 0.5
  •  標準組成:
    相転移温度(Cubic-Tetra.) Tcにて、10〜50℃
    (組成換算でx=0.61〜0.69)

その他、お客様のご要望に応じたサイズ、形状なども承りますので、お気軽にお問合せ下さい。

 

 ※KTN単結晶はNTTアドバンステクノロジ株式会社の製品です。

 

1) S. Yagi, NTT Technical Review, 7(2009)p1.
    K.Nakamura et.al., J. App.Phys., 104(2008)p012105.
2) http://optipedia.info/lsource-index/laser-index/measure-index/waveform-measurement/autocorrelator/
3) T.Takenaka et.al., Proceedings of Symposium on Ultrasonic Electronics, 28(2007)p13.
4) S.Triebwasser, Phy. Rev., 114(1959)p63.

 

【詳細資料】
OXIDE|KTN_20231020.pdf